きたごうそうていしゃ

北郷創庭舎


自然とともに。

植物だけではなく、屋外のものは、全てさまざまな自然の条件の中にあります。日差しや風、気温、降水量や湿度、土の状態。さらには、人間の活動との関係。

例えばプロバンスの景色が好きだからと、家や庭を似たようなカタチにしてみた場合、最初はきれいでも、年とともにこんなはずじゃなかった、となるはず。気候が違うから。じゃあ、日本の伝統的なカタチが良いか。もちろん、そういうのが良いケースもありますが、多くの人にはそのままでは受け入れられないと思います。伝統的なカタチは風土に即しているとともに、その時々の生活様式の上に成り立っているので、時とともに生活様式が変化すれば、カタチも変わるはず。

プロバンスのカタチが悪いわけでもなく、日本の伝統的なカタチが悪いわけでもなく、どちらも本質には変わりないと思います。カタチが先にあるわけではなく、気候・風土と生活様式に即した結果のカタチじゃないと、結局はそのときの流行廃りで終わってしまうと思います。時流の流行廃りはありますが、暮らす人の命にはそれはないと思います。生活様式や価値観もそれぞれが見つめないといけないと思いますが、気候・風土って、実は知らないことばかり。庭の作り手として、住まい手の生活様式や価値観を取り込むのはもちろんですが、気候・風土の面から提言することも大事だと思います。でも、自分を取り囲む自然環境って、その中で暮らしているのに、知らないことばかり。

で、いわきの気候・風土を再認識したいと思います(てな訳で、勉強しながらボチボチ更新する予定。です)。