造園・外構・エクステリア
違いがよく分かりませんが、庭は造園。駐車場などのコンクリート工事やフェンス・門扉の取り付けは外構。外構を横文字にしてエクステリア、と言ったところでしょうか。庭仕事を横文字にしたガーデニングと造園ではちょっと違います。外構資材を作っている会社を、エクステリアメーカーと言ったりします。造園業者でもブロックを積んだり駐車場を作ったりしますし、外構業者でも木を植えたりします。
ややこしくなったのは、多分、30・40年位前から。マイカー時代になってから、だと思います。敷地に駐車場が必要になるのに伴ってコンクリート工事が増え、付随してコンクリートブロックを積んだり、門扉やフェンスの取り付けも増えました。十年一日の如くカタチだけ変わらない植木屋さんの作った門構えよりも、カタログに載っているエクステリアメーカーの商品の方がかっこよく見えるのは仕方の無いことです。建築様式も生活様式も変わったのであれば、建物の外回りも変わらざるを得ません。
結論を先に言うと、家と住まい手に即した外回りであれば、造園と呼ぼうが外構と呼ぼうがどちらでもいいこと。でも、実際は、造園業者が手がけるか外構業者かで結果は異なります。もちろん、業者にもよりますが。一般的には、
造園業者の場合、
- エクステリア資材の情報に疎く、石積み・竹垣・生垣・植栽などの在来技術に頼りがちになります。建築様式や住まい手の趣向と合えば問題ありませんが、最近の建築様式には、そのままでは合いません。
- 植えてからも成長し続ける植物に対しての知識と責任があるので、造って終わりと言うことは無いはずです。
外構業者の場合、
- カタログなどでパーツをイメージできるので不安は少ないですが、カタログを超えることもありません。
- 植栽等の知識が不十分なので、構造物工事の内容に終始し、外回り全体の空間創出は、欠如しがちです。
と、まぁ好き勝手に書きましたが、あくまで私感的一般論として。。。
さて、ウチの場合、
ハウスメーカーの建てた家だと、たいてい外構工事も終わっていて、その後に庭つくりに入っても、どうしてアプローチの形状がこんななんだろうとか、庭の工事も一緒にやっていたらもっと安く出来たのにとか、いろいろと残念に思うことが少なくありません。実際には、建築に付随して、どうしても外構工事が先行してしまうので、造園業者ですが、外構の設計・施工もしています。もちろん、外構工事を直接施工しますが、ボリュームが多かったり複雑だったりした場合は、外構専門業者に依頼します。
で、ウチは、外回り空間全体の価値を高めることと(もちろん、住まい手にとって)、造園の作業に専念します。外構工事は、図面と指示がしっかりしていればある程度の品質が確保できますが、造園は図面半分。残り半分は現場技術と感性。お客さんと打ち合わせて描いた図面のニュアンスは、自分で手がけないとカタチに出来ないからです。