条件を知る
外回りの空間に何を求めるか、概略予算をどのくらいで設定するか、がある程度見えてきたら、構想を練ることになります。しかし、設計条件は、それだけではありません。
- 敷地形状と、建物・道路との位置関係
- 建物間取りと、窓位置
- 給排水管やガス管などの位置経路
- 敷地の周りの状況や、建築協定などの制限事項
- 地盤条件や気候条件
- 用いる素材の特性
- 維持管理にかけられる手間と費用
- 工期などの作業制限事項
などなど。これらの条件は、業者側である程度判断できますし、その対応も業者側で考える場合がほとんどです。ただ、そういう条件を踏まえたカタチじゃないと、絵に描いたモチに終わってしまうかもしれないことを、知っておいてください。例えば、植物を、生育に適さない土や場所に植えても、育ちが悪かったり、枯れてしまうこともあります。使い勝手が悪くて、結局は使わなくなってしまう空間もあります。作ったときはきれいでも、年々荒れてゆく空間だってあります。
それから、住まい手側の要望も重要な設計条件です。その内容は、図面に反映されるはずですし、現場作業にも影響します。実際の現場作業では、図面に想定されていない細かい事がたくさん出てきます。その時にどう対応するか。どういう条件でどう考えてその形にしたのか、住まい手の言葉、ここの住まい手ならここでどう感じたり動いたりするだろうかという想像。図面や仕様書に現れない、そういうたくさんの細かいことが、部分部分を繋いで生きた空間を創るのだと思います。
